國體アヘンの正体 ( 落合・吉薗秘史 2) 

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この本はいまから読もうと思うのですが、その前に大麻のお話しをしてみようと思います。

大麻は歴史的にはアヘンと呼ばれ良い印象はほぼないと思います。

まずアヘン戦争で英国が清をアヘン漬けにした上に、列強がそこに群がって利権を競うようなことをする。

日本も例外ではなく満州国の裏でアヘンの密売により莫大な収益をあげていたのは、戦後すべての資料を焼いたにもかかわらず、今はその事実は大勢の人々に認識されていると思います。日本はその頃世界一のアヘン帝国であった可能性を説いている人もいます。

しかし、古代アヘンというものが本来どういうものかを知っている人は少ないと思うので、ここに記しておこうと思います。

私がはじめて「大麻」というものを見直したのは、もう15年ほど前に縄文エネルギー研究代表中山康直氏の「麻ことのななし」という著作を読んでからです。

大麻は日本人にとっては非常に大切な植物で、縄文時代から使用されていたそうです。

(引用)・・・・・・・・

大いなる植物「麻」

作物の根は土中の養分を吸収して育ちますが、根のほうも有機物を分泌しています。土中の微生物は、動物や植物の残骸の有機物を分解して養分として植物の根に供給しているのと同時に、植物の根から分泌されている栄養を求めて根に集まっていくのです。つまり、微生物と植物が互いに食料を与え合っているという、共生世界が土中で作られているのです。「共存」と「共生」とは似て非なるものであり、共生とは、何らかの関係で助け合うことを言います。自然界に存在するあらゆるものは、このように共生関係の上に存在しています。

昔は、日本中に多くの麻農家がありました。そして日本には、「麻」を庶民の生活の中に取り入れてきた文化がありました。人々は麻の衣を着用し、住居にも麻の茎を利用していました。さらに、麻は罪穢れを祓う聖なる植物として、神社、仏閣など神聖な場所で使われてきました。人と人との絆を深めるためにも麻は重要な役目を果たしていたのです。
かつては、麻の裏作で蕎麦(そば)が栽培されていました。麻は土壌を良くするので、おいしい蕎麦ができるのです。また、麻にとっても蕎麦を植えた後の畑では良い麻が育つという相乗効果があります。麻の実は、ミネラルを豊富に含んだ美味しい食品でもあります。
日本人は、庶民の生活と精神文化に良い影響をもたらしてきたこの植物を、共生社会の象徴として、尊敬の意味を込めて「大いなる麻」、すなわち「大麻」と呼んできたのです。

(引用おわり)・・・・・・・・・・・

日本で古来から大麻が栽培されていたのを知る人は少ないとおもいます。

さらに戦後GHQにより日本での大麻栽培は禁止される。

これは、日本がアヘン帝国と化しかなりの収益をあげたことにもよると思いますが、もっと根源的には縄文から大麻とともに自然と共生してきた日本人の精神文化を根こそぎ抜き取ってしまうというねらいのほうが大きかったのではないかと個人的には思っています。

現在アメリカの一部の州では大麻栽培が認可されていて、嗜好用のためもあるかもしれませんが大麻を通してエコな生活を見直す人も増えているそうです。

ドイツでは政府が農業目的の大麻栽培に補助金を出しています。国内で生産した大麻繊維から服地を作ったり、洗剤などを作って販売する会社もあります。ドイツは環境問題に非常に敏感で、選挙ではエコロジー関係の立候補者が常に15%前後の得票率を得ているのです。ドイツで大麻栽培が進んでいる背景には、政府をあげて環境問題に取り組まねばという真剣な姿勢がある。

オーストラリアでは「シドニーでの医療目的のマリファナ使用の合法化」が、数年後に「個人使用目的での栽培合法化」につながっていきました。

その他いろいろ大麻への良い意味での見直しが世界で起こっているのはとても嬉しいことです。

日本でも縄文からの付き合いのあるこの植物を見直すべきだと思いますが、ネガティブな印象(アヘン=麻薬)を強く持たされているこの国はまだまだ難しいかもしれませんね。

アメリカの自動車王ヘンリー・フォードは昔、ヘンプ大麻)エネルギーで動くヘンプ大麻)自動車を開発していたのですが、ある勢力にこのアイデアは封印されてしまったという歴史があります。大麻は万能なのですが、一方では本当に麻薬と化してしまう植物です。負の部分だけをマスコミや歴史が表に出しているわけです。

落合氏の吉薗秘史 2の本は「國體アヘンの正体」というタイトルがついています。

吉薗周蔵という人は陸軍のトップである上原勇作に頼まれて国内でアヘンを栽培することを命じられた人でした。

軍部のアヘンの話しなのでマイナスの暴露が多いのかと思いましたが、落合氏は序文のところでこう書いておられます。

(引用)・・・・・・・・

ケシは本来人間にとって最高の至宝であるのに、一知半解の俗流学者と針小棒大の売文家およびこれに追従する邪心阿世のメディアによって、従来その中毒性だけが強調され、百害あって一利なきもののごとく宣伝されてきた。

アヘンにも「國體アヘン」と「覇道アヘン」があるのである。

日本に今や到来した超高齢社会が介護地獄に堕することなきよう対処するには「國體アヘン」の活用こそ最も適切と信じ、本書を世に問うのである。

(引用おわり)・・・・・・・・・・

大麻の本質を見据えられておられるのと、それをマイナスに使った勢力と本来の大麻として関わってきた民族の歴史をきちんと知った上で、この手記と軍部の裏を洞察された書物になっているのではないかと感じ、読むのが楽しみなのです。